Z世代の5割は「子どもが欲しくない」
今日のネットニュースに、18~25歳の未婚男女500人に実施した「子育てに関するZ世代の意識調査」の結果、5割以上の若者が子供を欲しくないと答えたとありました。
その理由としては、「育てる自信がない」、「子どもが苦手」、「自由がなくなる」というものでした。
確かに、最近は子供が身近にいないので、子育てが不安と考えるのは無理もないことだと思います。子供たちは保育園など安全な場所で過ごすようになり、外で自由に遊ぶような子は少なくなりました。
お金を配れば、子供は増えるか?
最近、「子育て支援!子育て支援!」と、政治家の皆さんが頑張ってくれていますが、さて毎月5,000円や10,000円貰えたところで、子供は増えるでしょうか?
私個人的には「その手は一歩遅い」と思っています。
人口が多い団塊ジュニア世代が子育て期にその支援があれば効果があっただろうけど、その手は既に遅し。既に出産可能年齢の女性の数が減っている段階に入ってから慌てて子育て支援をしても、2人の親から3人以上の子育てを担おうとしてくれる人がそういるとは思えない。
出産可能期の女性の数が減少>子供が欲しい人は5割以下>3人以上子供を産むのは2割以下
・・・つまり、圧倒的なスピードで日本人の人口は減っていきますね。
子育て支援の所得制限について
ただ、「児童手当、医療費、学費の所得制限は外してほしい」と思っています。世帯主の収入に関係なく、子供はすべて平等に扱って欲しいです。
収入増やして頑張っている親の子供よりも、収入が少ない親の子供の方が医療受け放題、学費援助受け放題というのは、?と思っています。
だって世帯主の収入がいくら多くても、それがちゃんと子供に行き渡っているとは限らないからです。例えば父親が「そんな大学に行くなら金は出さない!!」と言ったら、子供は希望する大学には行けませんし、奨学金も貰えませんからね。方や、親の収入が低かったら、親の意向に関わらず奨学金で大学に行ける可能性があるわけですから。
少子化の原因:お金が足りない
そもそも、子供1人を育てあげるのに、全て公立で1,500万円かかると言われています。
ちなみに、↑これ、学費だけですからね。生きるのに必要な衣食住費用は含まれていません。
小学校にあがったら給食費、教材費。中学生、高校生になれば、修学旅行、部活代、塾代、交通費とさらに出費はかさみ・・・。大学生になれば、どかんと数百万円の学費がかかります。
さらに入学式、卒業式、七五三、成人式、、、、。
笑っちゃうくらいお金がかかるのです。
少子化の原因:時間が足りない
子供が未就学児の間は、毎日送り迎えが必要になります。1人の子供につき6年間。2人、3人といれば、6~10年以上を送り迎えに費やさなければなりません。
そして毎日の食事作り、歯磨き、お風呂、、、etc。
これらを日本では女性が1人で担うことがほとんど。ワンオペ育児、ワンオペ家事。
さらに、今の女性は仕事もしています。もう、発狂しそうな毎日が続くわけです。
ちなみに我が家の夫の家事・育児時間は1日30分未満の最低レベルです。
少子化の原因:「幸せなライフスタイル」のイメージが変化している
一昔前は、家族を持ち、マイホームを持つことが典型的な幸せの形でしたが、最近の20代、30代の若い人たちはちょっと違うイメージを持っているんじゃないかなあ、と思います。
「夫婦共働きで、ちょいリッチな暮らしをしながら、子供よりもペットと暮らす」
こんなイメージに変わってきているんだと思います。
子供に翻弄されて、自分の財産と労力をつぎ込む人生よりも、自分たちの好きなように暮らせる。そっちのイメージの方が強くなってきている気がします。
私はなぜ子供を産んだのか?
じゃあ、なぜうちには子供が2人いるのかというと、周りの友達に赤ちゃんが出来始めて「私も欲しい~~👶」という気持ちになったからです。
よく「妊娠はうつる」って言いますけど、妊婦さんや赤ちゃんを連れた人が身近にいると、「子どもが欲しいなあ、かわいいなあ」という気持ちになります。
最近は身近に小さい子どもを見る機会って、なかなか無いので、そういう環境の変化も、少子化に繋がっているんじゃないかなーって思います。
私も子供を育てる自信はなかったし、子供が苦手だったし、仕事をもっと続けたかったです。
諦めなくちゃならないこともたくさん、たくさんありましたが、「かけがえのない存在に出会えた」ということは本当に良かったです。
でも、もう1人子供産む気ある?と聞かれたら、「いや、もういらない・・・」と答えるでしょうね。
だって、やっぱり日本での子育ては大変すぎるから!!
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