【節約家の思考】「マイホームを持たない」という選択

人生のリスクをなるべく減らす

本当はのどから手が出るほど、ほしいマイホームですが、私は賃貸派です。

私のまわりに賃貸の家族なんてほとんどいません。日本人の80%は持ち家ですからね。賃貸だと言うと、周りの人に憐れみの眼差しさえ向けられます。特に50代以上の方々から（笑）。

でも、結婚して１０年以上経ちますが、賃貸でよかったー、と思います。

家庭環境の変化に合わせて、既に、4回も引っ越しています。

①新婚、DINKS　夫婦共に会社員の時期：2DK 家賃80,000円　駅近の賃貸マンション

②長男誕生、夫婦ともに会社員の時期：3LDK 家賃118,000円　駅近のJKK（東京都住宅供給公社）賃貸マンション

③次男誕生、私がフリーランスになる：3DK 家賃108,000円　駅から遠いUR団地

④家賃削減を目的に：2LDK　家賃89,500円　駅から遠いUR団地

⑤夫がテレワークになる：現在新たな引っ越し場所を検討中・・・

たった10年ほどの間に、こんなに家庭環境が変わったので、それに合わせて住環境も変えていった、という感じですね。

長男が中学生になるので、もう少し広くて、家賃は現状維持できるような部屋を探しています。でも、今のリノベ物件が気に入っているので、あんまり引っ越したくはないです。

こうした家庭環境の変化の他、地震、台風、洪水といった社会的なリスクもありますよね。
病気になる、うつになる、転職するというリスクもあります。
その他にも、リストラ、倒産、離婚、いじめ、などたっくさんありますよね。供の進学先がどこになるかでも、変わってきます。

結婚した、子供が生まれたからと言って、マイホームに35年ローン組んで、住む場所を固定しちゃうのは、私はリスクが大きいと思っています。

変化に合わせて住む場所を変えられる「自由」はもっていた方が、私はいいと思います。

マイホームを買うと、お金がどんどん消えていく・・・

・メンテナンス費
マンションだったら、管理費、修繕積立費がかかります。
だいたい毎月20000円程度かかるとしたら、35年で20000円×12か月×35年=840万円です。 戸建てだったら、自分でメンテナンスすることも可能ですが、リフォームしたりすると一度で数百万円の出費になります。

我が家は団地なので、管理費はたったの月額2,000円です。団地周りは、毎日お掃除してくれる清掃の方がいてキレイだし、草も刈ってくれるし、壁面も知らぬ間に修繕してくれて、満足してます。

・税金
買った後に、不動産取得税がかかります。
そして、毎年固定資産税と都市計画税がかかります。
持ち家だとしても、完全にゼロ円で済み続けることはできないのですね。

賃貸だと住居に関する税金は無縁です。むしろ、個人事業主の私の場合、賃貸費用を経費として計上できるので、税金が返ってきます。

・住宅ローン金利
毎月自動的に引き落としされていくと、支払っている感覚がないかもしれませんが、例えば3000万円をローンで借り、2％の金利で返済していくと、35年で1100万円以上の金利分を銀行に支払うことになります。

その他、保険料や駐車場代、駐輪場代、町会費など、色々とお金が飛んでいきます。自転車1台停めるのに、月200円とか払うのってもったいないな～、と私は思います。駐輪場代を節約するために、エレベーターに自転車載せて、玄関前に置いている方もいるかもしれませんが、毎日のことだと結構な労力ですよね。ちなみに、私の住んでいるUR団地の駐輪場は無料です。バイクも無料。

金持ち思考で投資用不動産を購入する

そうは言っても、低金利の住宅ローンを組まないのはもったいない、と思いますよね。

世界の金持ちはこう考えるそうですよ。

「自宅以外にも不動産を購入し、賃貸に出して、その家賃で自宅のローンの支払いをする。」

まあ、そんなに住宅ローンを組めるほどの高収入な方でしたら、このようにするといいと思いますが、我が家のような庶民の場合は、

「自宅以外の不動産を購入し、賃貸に出して、その家賃で自宅の賃貸費用の支払いをする。」

です。家賃収入が自宅の賃貸費用を上回るようになれば、永年家賃を支払わなくていいことになりますし、投資用物件の方も自分の資産として残すことができるというわけです。

正の資産で、自分の資産を拡大していこう

「マイホームは負の資産である」→つまり、マイホームは自分のポケットからお金をどんどん奪っていくもの。「正の資産」とは、自分のポケットに少しずつお金を入れてくれるもの。

負の資産に大金をつぎ込むか、正の資産に投資をして資産を拡大していくか。
当然、私は「正の資産」に投資すべきと思います。

実際、私が個人資産で投資活動できているのは、マイホームを持たなかったからです。自宅に何千万円もつっこんでしまったら、投資に回せる資金が無くなってしまいます。

節税して、可所得分を増やそう

サラリーマンでなく、自営業の方は、確定申告の際、賃貸であればその家賃の一部を経費として計上できます。

また、マイホームにお金を費やさずに「不動産投資」にお金を使ったとしたら・・・。
実は、この不動産投資に費やしたお金はサラリーマンでも経費として計上できるんです。

大きな節税ができるかできないかは、今後の人生に大きく影響を与えます。