全世帯への増税で「多子世帯の大学無償化」案に、あなたは納得できる??

その他

こんにちは。ここあです。

昨日は「多子世帯の大学無償化」政策に、だいぶ心を乱されてしまいましたが、どうやら全員0円になるのは本当に一部の世帯のようです。

第1子が大学を卒業して扶養から外れたら、第2子と第3子は無償化の対象外になってしまうそうです。つまり、年の差なく3人続けて産まれた人か、3つ子の場合でないと全員無償化というのは無理そう。この条件にうまく当てはまったご家庭は、本当にラッキーです。

それに、3人のうち誰か1人でも高校生や大学生の時代にアルバイトやYoutuber、起業などで稼いでしまって扶養から外れてしまうと、全員無償化の対象外になってしまうってことですよね。中卒や高卒で働いてしまっても対象外。

留年すると無償化は打ち切りだそうです。留年しちゃったら、兄弟姉妹や親御さんからひどく責められそうですね。

・・・この政策、子供の自立を阻んでいる気もします。

20歳前後の気力、体力に充実した若者を大学に閉じ込めてしまうくことで晩婚化、出産の高年齢化が増えますしね。

本当にこの愚策、いったい誰が考えたんだい?😒

大学無償化の助成金の上限は?

私立大学でも、医学部でも無償化の対象になるという、この政策。

どうやらこちら助成される金額には上限があるとのこと。

国公立大は54万円。

私立大は70万円。

とのことです。国公立大ならほぼ学費が0円ですね。私立大だと文系ならほぼかからないのかな?理系だと半額程度の補助になりそうです。医歯薬学部なら全然足りないか。

「多子世帯の大学無償化」・・・その財源は?

財源として検討されているのは、①扶養控除の縮小、②医療保険の上乗せ(500円程度)だそうです。

まず、扶養控除の縮小は、自分で確定申告していない方は理解しづらいかもしれませんが、16歳以上で扶養している親族がいる場合、その人数分を収入から差し引いて所得を少なくすることができます(つまり、所得にかかる税金を減らせる)。その差し引く分が減らされるので、これは全世帯に対する増税です。

控除される金額は、16歳~18歳までの扶養親族は38万円、19歳~23歳までの扶養親族は63万円だそうです。(あってますか?)

つまり、年収600万円だったら税率が20%、年収900万円だったら税率が33%なので、この扶養控除が無くなれば

年収600万円の世帯は、

38万円×0.2=76000円、63万円×0.2=126000円

年収900万円の世帯は、

38万円×0.33=125400円、63万円×0.33=207900円

増税になるってことですか??(違います??)

2つ目の「医療保険の上乗せ」ってなんだ?

詳細が発表されていないのでよくわからないのですが、健康保険料の増額ということでしょうね?この500円というのもよくわかりませんが、全世帯の社会保険料の負担が増えるということです。

なんか、「縮小」とか「上乗せ」とかずいぶんマイルドな言い方で報道されているので、一見「おトク」かと勘違いする人もいるかもしれませんが、実質的に全世帯への増税です。全世帯へ増税をして、ごく一部の多子世帯の大学費用を無償化するという、ダブルパンチのかなり過激な増税ですよ。

2人目以下の子供がいる世帯にとっては増税されて他の人の子供にお金を回される、という悲劇。

大学無償化は少子化対策として、何の意味もない

この政策で3人目以降も子供産もうなんて人いるのでしょうか。

むしろ、「子供2人だと1番損」というイメージができて、1人にとどめちゃうんじゃないでしょうか。

そもそも少子化の原因は、若者たちが結婚をしなくなってきているからだそうです。大学費用だけが問題じゃない。

まあ、そうだよね。

うちの姪っ子、甥っ子たちはちょうど20代ですが、シングルマザーの姉の元、子供時代にだいぶお金で苦労して育ち、ようやく自分が稼いだお金で生活できるようになったところです。

「結婚したら大変」、「子供を産んだら大変、「シングルマザーになったらもっと大変」

という私や姉の姿を見ながら育ってきた世代です。結婚や出産なんかしたくもないと思います。

ロスジェネたちの苦労を知ってるんだから、今の若者はそう簡単には結婚しないでしょうね。

 

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